日本神経学会は、2017916日開催の理事会にて、学会として標榜診療科名を「神経内科」から「脳神経内科」に変更することを決定しました。
 厚生労働省にも承認され、学会からは各医療機関の診療科名を「脳神経内科」に変更するよう求められています。
 
新潟県内の病院の主要病院はすでに「脳神経内科」に変更され、当院も習って、6月1日より「脳神経内科」と変更することにしました。

 
わが国で診療科として「神経内科」の標榜が認可されたのは1975年であり、以来44年にもなりますが、いまだに心療内科や精神科と混同されることがあり、世間に広く浸透しているとは言えません。
 
脳神経内科という名称に変更することにより、脳・神経の疾患を内科的専門知識と技術をもって診療する診療科であることがわかりやすくなります。
 また、診療内容が世間に広く知られている「脳神経外科」の内科側に対応するものが「脳神経内科」との位置づけが明確になります。


 これにより、診療内容が変わるわけでもなく、形式上の問題だけです。世間でも脳神経内科と神経内科が当分混在することになろう思いますが、よろしくお願い申し上げます。