4月になり、平成30年度が始まりました。各職場のユニフォームが一新され、新鮮な気分で新年度を迎えました。

 今年の冬は雪が多く、寒さも厳しかったですが、3月後半から一気に暖かくなり、春の喜びを感じるようになりました。
 間もなく当地でも桜が開花することでしょう。桜が終わればチューリップ、そして田植え、新緑季節へと、これからが新潟のベストシーズンです。

 私が当院院長職を引き受けてから4年が過ぎ、今月から5年目となりました。これまでの医療内容をさらに充実させ、病院の広報活動に力を入れ、広報誌の発刊、ホームページのリニューアルなどを行てきました。このブログも情報発信の一環です。
 
 さて、段階の世代がすべて75歳以上の後期高齢者になる2025年に向けて、地域医療計画が策定され、将来的な人口減少を前提として、病床機能の再編、さらに病床数削減が求められています。
 当院が属する新潟医療圏域の中で、当院の独自性と存在意義をいかに主張し、いかに生き残りを図っていくかが課題となっています。
 期を同じくして、開設40年が過ぎた施設の老朽化があり、施設改修により療養環境整備を図ることが喫緊の課題となりました。

 このような現状の中で、当院は神経難病を中心とした神経内科専門病院としての独自性を掲げ、機能充実を図り、老朽化した施設の改修を行って、より良い療養環境を提供することで、新潟圏域の中で、なくてはならない病院として認知され、発展していきたいと思います。

 その方針に従って、一昨年の第2病棟と給食棟の新築移転に続いて、昨年から第1病棟の新築工事も始まり、大雪による工事の遅れを取り戻すべく、現在基礎工事が佳境に入っています。
 9月には新病棟へ移転し、旧第1病棟部分の改修工事が進みます。来春まで工事は続き、皆様方には多大なご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。

 施設面だけでなく、提供する医療サービスに充実にさらに努めていきたいと思いますので、これまでの変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。