院長室の窓から

新潟県阿賀野市にある脳神経センター阿賀野病院での日々のできごとです。

2015年10月

 秋が深まり、今年もたくさんの白鳥がシベリアから飛来しています。群れを組んで空を飛び、稲刈りが終わった田んぼで落穂をついばむ姿も見られるようになりました。いよいよ季節は秋から冬へと向かいつつあることを感じざせます。
 新潟市及び近郊には、佐潟、鳥屋野潟、福島潟、瓢湖など、数多くの白鳥や渡り鳥の飛来地があります。中でも阿賀野市の瓢湖は、新潟を代表する白鳥の飛来地であり、「白鳥の湖」として全国的にも有名です。実は、当院の近くにも隠れた白鳥の湖があります。


 先日の朝、いつものように、国道49号線から農道を通って病院へ向かう近道を通っていましたら、「ガア、ガア」という賑やかな鳥の鳴き声が聞こえてきました。横を見ますと、湖の湖面に白いものがたくさん浮かんでいました。
 何事かと車を止めて見てみましたら、湖面をうずめるおびただしい数の白鳥たち。前日ここを通った時には白鳥には気付きませんでしたので、その後に数多くの白鳥が飛来してきたものと思います。...
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湖面を優雅に泳ぐ白鳥たち。ときおり水中に首を突っ込んで餌を取ったり、羽を羽ばたかせたりしています。
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 空を飛び回る一群があったりと、まさに白鳥だらけでした。
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 これほどの大軍を見るのは今シーズン初めてです。ついに白鳥の本隊が新潟にやってきたようです。ようこそ新潟へ!

 時刻はもうすぐ7時。白鳥たちの姿に見入っていましたら、時間が経つのも忘れそうでした。朝の冷え込みで体も冷えてきましたので、車へと戻り、病院へと向かいました。

 さて、この白鳥の湖ですが、「あがの池」といい、ちょっとした公園になっています。自治体が作ったものでは日本一という広大な新潟東部太陽光発電所の北の端にあります。池というには大きく、もっと良い名前はないものかと思います。

 緑に囲まれた湖面。その湖面をうずめるような白鳥たち。その向こうには五頭連峰の山並み。何となく心が癒されます。ここは私が大好きな場所です。
 この「あがの池公園」だけでなく、広大な太陽光発電所は一見の価値があります。「風の丘公園」という高台からの眺めは雄大です。こんなにいい場所なのに、あまり知られていないのは残念に思います。野鳥観察やウォーキングには最適ですので、皆さんも来られてはいかがでしょうか。

 当院の近くには、このような素敵な場所がたくさんあります。自然豊かな環境が当院の自慢です。

 

 昨日国立病院機構新潟病院の中島孝先生をお迎えし、パーキンソン病学術講演会が、五泉市のガーデンホテル・マリエールで開催されました。
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 大塚製薬主催の会ではありましたが、私の希望により、中島先生をお招きすることができました。「ロボットスーツHALと神経難病における臨床応用」と題して、興味深いお話しをお聞きし、有意義な時間を過ごすことができました。

 HALは、運動に先立って発生する筋肉の電位変化(生体電位)を検出し、運動を機械的にアシストする装置です。さらに医療用HALには、制御装置内に適切な運動を行わせるようなプログラミングがなされており、単に筋力を補助するだけでなく、HALを使って歩行訓練することで、HALを外した後も歩行改善効果が得られ、これは画期的なことと思います。
 HAL研究の初期には私も関わらせていただいておりましたが、その後の進歩は目覚ましく、驚くばかりです。...
 現在一般で使用可能なのは介護用HALだけであり、患者さんに使用できる医療用HALが早く一般でも使用できるようになることが期待されます。

 講演会には当初の予定を大きく上回る多数の参加者を集め、満員の会場は熱気に包まれました。当院職員も多数参加し、興味深く拝聴していました。今後当院が専門とする神経難病医療にも役立てるものと思います。

 また、中島先生のご講演に先立ちまして、私どもの法人が運営している県庁前神経内科クリニック院長の小林央先生により、パーキンソン病の治療に関してのご講演をしていただき、大変参考になりました。ありがとうございました。

 本日は阿賀野市の平成28年度就学予定者の就学時健康診断があり、行ってまいりました。
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 私の担当は、安田地区にある小規模な小学校2校です。過疎化、少子化の影響を受け、毎年就学者が減少しており、私の担当する内科検診はあっという間に終わってしまいました。
 日頃は高齢者中心の医療に携わっており、通常は小児に関わることはありません。検診の場ではありますが、小児の診察をするのは新鮮に感じます。
 これから日本の将来を担う大切な子どもたちです。健やかに育ってくれることを祈ります。

 帰り道、秋晴れの空が心地良かったです。五頭連峰の山並みが青空に映えていました。
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 山頂付近から紅葉が始まり、赤く色づいてきました。秋真っ盛りです。

 今日(10日)から明日まで、新潟市の朱鷺メッセで、第16回日本早期認知症学会学術大会が開催されています。せっかくの新潟開催ですので、私も参加させていただきました。
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 「認知症の早期発見と治療・看護・介護」がテーマで、医師以外にも看護、介護、リハビリなど様々な職種の参加、研究発表がありましたが、私は朝一番から、シンポジウムと特別講演を夕方まで聴講し、たっぷりと勉強させていただきました。
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 新潟開催ということで、新潟大学の神経関係のオールスターメンバーが講演や座長として参加しておられ、興味深いお話を聴くことができました。

 また、同じ朱鷺メッセの別会場では、日本内科学会の信越地方会があり、そちらも少しだけ参加させていただきました。

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 さらに、展示場では某放送局主催のイベントが開催されており、家族連れで大賑わいでした。人気アイドルユニットのライブもあり、たくさんの人で盛り上がっていました。

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 と、大賑わいの朱鷺メッセでした。

 信濃川の眺めは良いですね。
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 私の大好きな新潟の風景です。

 標記の会が、10月1日、新潟県立新発田病院で開催されました。この会は、新発田市と阿賀野市を中心とする、阿賀北地区の認知症専門医による研究会であり、当院からは、私と副院長の青木先生が参加しました。
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 新発田病院の牧野神経内科部長の司会で、岡山県倉敷市よりお出でいただいた片山禎夫先生による「認知症に罹患しても豊かに長く生活するために」と題されたご講演を拝聴したあと、認知症治療についてのディスカッションに参加させていただきました。
 講演では、認知症の診断・治療のほか、認知症患者やその家族への関わり方などについての興味深いお話をお聞きすることができ、たいへん参考になりました。ディスカッションの内容を含め、今後の診療に生かしていきたいと思います。

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