院長室の窓から

新潟県阿賀野市にある脳神経センター阿賀野病院での日々のできごとです。

 新潟県内の桜の開花は例年になく早く、新潟市は3月27日に開花宣言が出され、31日には満開となりました。これは、一昨年に続いて観測史上最速だそうです。
 連日好天が続いて今日も快晴となりました。阿賀野市の桜もほぼ満開となり、見ごろとなりました。
 国道290号線の病院入り口にある桜も、間もなく満開になろうとしています。
DSC_5612
 その横を流れる都辺田川沿いの桜もきれいに咲いています。
DSC_5611
 病院からほど近いあがの池の桜も、頂上付近に雪が残る五頭連峰と快晴の空をバックに、美しく咲き誇っていました。
DSC_5601

 当院前を走る国道290号線沿いには桜がたくさん植えられており、病院前から村杉温泉・出湯温泉に至る道は桜並木になっており、道路を走りながら花見ができます。

 寒さが厳しかった冬から一気に春を迎え、桜が終われば新緑がまぶしくなります。春っていいですね。

 2月も半ばとなりましたが、まだ寒い日が続き、今日も雪が降っています。
 こんな中、今年も病棟の食堂にひな人形が飾られました。
DSC_5200
 外は雪景色ですが、少しでも春近しという雰囲気を味わっていただけましたら幸いです。

 病院広報誌「うるおい」の第16号が発行されました。今回の表紙の写真は、今年の干支であるウサギにちなみまして、当院患者さまの手芸作品です。
広報誌16
 今回の神経難病解説コーナーは、番外編として横関神経内科部長による「ALS患者の人工呼吸器装着の判断は、とても難しいです」です。
 横関先生自身の体験に基づいて、治療法の選択にまつわる問題点が述べられています。本人の意思が最優先されるべきですが、難しい問題ですので、皆さま方もこの機会にお考えいただければと思います。
 そのほか、昨年秋に地鎮祭を執り行って現在工事中の病院増改築の話題、第2病棟看護師長交代の話題などについて紹介していますので、是非ご覧ください。

 広報誌は下記URLからダウンロードできます。
 http://www.agano.or.jp/agano-hp/byouin/uruoi/uruoi_16.pdf

新年明けましておめでとうございます。
 旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。
DSC_5024
 大雪が心配されましたが、天候はすぐれないものの、比較的穏やかな新年の幕開けとなりました。皆様方はいかがお過ごしでしょうか。
 20201月に国内で初めて報告された新型コロナウイルス感染症は、変異株の出現により感染拡大を繰り返し、収束することなく4年目の春を迎えました。ワクチン接種も回数を重ね、感染者数に比して重症者・死亡者数は減少しましたが、連日多数の感染者が報告されています。今後もウイズコロナの時代を歩んでいかなければなりませんが、社会生活の制限は緩和され、コロナ前の生活を取り戻しつつあります。
 しかし、重症化しやすい高齢者や病弱者をお世話する医療・介護の分野では、感染拡大を極力避けなければならず、安全な療養環境を提供するため、今後も緊張感を維持しながら日々の業務に当たりたいと思います。
 また、昨年2月に始まるロシアのウクライナへの軍事侵攻による社会不安やエネルギー危機、その後の記録的円安による燃料費高騰と物価高が毎日の生活を直撃しています。新年になっても好転の見込みはなく、今後の不安が募るばかりです。
 このような社会状況ではありますが、2024年秋の当院開設50周年に向けて、コロナ禍で中断していた病院施設の改修工事を昨年秋から再開しました。
20220914_103342 (003)
 2016
年春に始まった一連の改修工事もこれが最後となります。病院機能を維持しながらの長期間の工事となり、病院を利用される皆様方にご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。

今年は卯年です。野を駆け回るうさぎの如く、当院にとりましても、皆様方にとりましても、今年が飛躍の年となりますことを切に願いたいと思います。

本年もより良い医療を提供すべく努力して参りますので、これまで同様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

 早いもので、今年も残すところあと3週間余りとなり、年末のあわただしさを感じる時期を迎えました。
 今年も新型コロナ感染に明け暮れた1年でした。感染力の高いオミクロン株の感染拡大が続き、現在第8波の真っただ中にあります。インフルエンザととの同時流行も危惧され、今後どうなるのか予断を許さない状況です。
 こんな状況にも関わらず、世間では制限が緩和され、税金を使った旅行支援や飲食支援策などが行われています。
 感染拡大阻止と社会・経済活動の拡大という相反する目標を掲げ、微妙なバランスのなかで、社会活動が営まれています。
 こんな社会状況下にあって、医療・介護の現場ではコロナとの戦いに明け暮れ、緊張感ある生活が求められています。
 多人数での会食は行えず、家庭に帰っても感染予防に注意しなければなりません。医療者としての自覚と責任感により、当院の職員も自己管理し、頑張ってくれています。

 こんな厳しい状況ではありますが、今年も間もなくクリスマスがやってきます。コロナ禍で病棟での行事は行えませんが、病棟にクリスマスツリーが飾られました。
DSC_4843small
 制限された入院生活を余儀なくされている入院患者の皆さんが、少しでも気分転換になればありがたいと思います。
 クリスマスを楽しく祝える日が早く来ることを、心より祈りたいと思います。

 秋が深まり、気温が下がって朝晩は肌寒さも感じます。病院から見える五頭連峰も、頂上から赤さが増しています。
DSC_4487
 毎朝病院への通勤途中に通る「あがの池」には、今年もたくさんの白鳥が飛来しました。
DSC_4480
 阿賀野市で白鳥といえば「瓢湖」ですが、病院のすぐ近くにある「あがの池」にも、毎年たくさん飛来します。
DSC_4469
 夜明けとともに湖を飛び立ち、周囲の田んぼで餌をついばむ姿が目にされ、新潟平野の風物詩となっています。
DSC_4475
 これからさらに秋は深まり、季節は冬へと向かっていきます。

 当院では、2016年春から、老朽化した病棟の移転新築をはじめとする大規模改修工事を順次進め、療養環境の向上に努めてまいりました。
 その後は管理棟や外来等の改修工事を予定していましたが、新型コロナ禍で工事は延期されていました。
 現在も新型コロナ感染の第7波が続いている状況ですが、社会生活の制限は緩和され、ウイズコロナの時代を歩んでいますので、当院開設50周年を迎える2024年秋までの竣工を目標として、新管理棟新築、外来等の既存棟改修工事を着工することにしました。

 工事着工に先駆けて、本日地鎮祭を執り行いました。
20220914_102913 (002)
 阿賀野市内の旦飯野神社の神主様をお迎えし、施主である当院幹部、設計・施工を担当する株式会社 本間組の代表取締役社長 本間達郎様をはじめとする工事担当責任者とともに、厳粛な中に、滞りなく式典を終えることができました。
20220914_105456 (002)
 病院代表として私が鍬入れの儀、玉串奉奠を行わせていただき、工事の無事を祈願しました。
20220914_105542 (003)
 病院の診療機能を維持しながらの工事になりますので、これから約2年間の長丁場となります。
 ご不便をおかけすることも多いと思いますが、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 病院の広報誌「うるおい」の第15号が発行されました。
15
 「神経難病解説」のコーナーでは、当院の豊島先生より、「神経難病の患者さんの脳で起こっていることとは?」と題して、神経病理学的観点から、わかりやすく解説していただきました。
 そのほか、職員紹介や患者さまの作品紹介、栄養科からの夏の病院行事食のアレンジメニューの紹介等があります。
 下記のURLからダウンロードできますので、是非ご覧ください。
 http://www.agano.or.jp/agano-hp/byouin/uruoi/uruoi_15.pdf

 今日から7月になりました。当院の各病棟には、例年のように七夕飾りが飾られました。
DSC_3289
 短冊には入院患者様の願いが込められています。皆様方の願いが叶いますように、我々ができる精一杯のお手伝いさせていただきたいと思います。

 今年は梅雨明けが早く、連日記録的猛暑に見舞われています。夏はまだこれからであり、健康管理に注意して暑い夏を乗り切らなければなりません。

 電力事情が逼迫しており、節電が要求されていますが、冷房の適切な使用が必要です。熱中症に注意し、水分や栄養を適切に摂り、厳しい夏を乗り切りましょう。

 

当院のある阿賀野市では、山の桜は散って葉桜となりましたが、今度は山の桜が咲き始めました。
DSC_2492
病院の窓から見える五頭連峰の山並み。最高峰の菱ヶ岳山頂には残雪がありますが、麓から順に桜が咲き始め、頂上へと向かっています。
DSC_2493
山の緑と桜のピンク色がまだら模様となり、この時期ならではの光景です。
これから新緑がまぶしい季節となり、春真っ盛りとなります。

↑このページのトップヘ